期間を決めない同棲などは、結婚の機会をみすみす逃すNG事項というのはLips読者はご存知のはず。期間を決めて同棲をするのであれば、彼と“本当に結婚していいの?”を試すとってもいい機会になります。例えば2年など、期間を決めて住む中でいいのか悪いのか判断すべき。
ただ、そこで「長く同棲したし、もう後戻りはできない」なんて、そこで妥協するのは絶対にダメ!実際に住んでみて、“あれ?あれ?あれれれれ?!”という違和感を感じたのだったら、日本古来のMOTTAINAI精神は捨てて、別れるという選択を絶対にするべき。もちろんお互いの努力でその違和感が払拭できるのだったら、そうすべきですが、努力でどうしようもないこともあります。そんなことに気づいたけど、“でもこれだけ長く付き合っているし、別れるのはちょっと・・・”と躊躇すると、地獄を見ますよ。今回は長らく同棲していた彼と婚約まで行ったけど結局婚約破棄をしてしまったという常識では考えられないアンビリバボーな体験をした女性にお話を伺いました。
誰もが羨むハイスペック彼氏。でも結婚してみたら・・?
- Lips Lady ステータス
- 名前 :リンコ
職業 :公務員
年齢 :27歳
学歴 :中央大学
年収 :350万円
交際期間:3年
好きなブランド:自由区
似ている芸能人:川口春奈
某メガバンクに勤めるエリート。顔もイケメンで長身。実家は地元の名主という、いわゆる超ハイスペック彼。「人に見せる分には全く恥ずかしくない彼でした。話も面白くていい人でしたしね」。
彼との出会いは、大学の頃のバイト先。お互いバイト中は、特にお付き合いという話にはならなかった二人ですが、お互い就職をしてから再会。何度かデートを重ねて、交際することになったと言います。彼女が就職してからは、埼玉の実家から東京文京区の職場まで2時間ほどかけて通っていましたが彼の家は北区にあり、職場まで便利が良かったため、彼の家に彼女がころがりこむ形で同棲を始めたといいます。
「最初は特に結婚なんて意識してなかったです、付き合い始めは彼も遊びたい盛りであまり帰ってこなかったりしていたので・・・。その頃はちょうど就職したてで私はかなり忙しかったので、かまっている暇もなく・・・。気にならなかったと言えば嘘ですけど、うーんまあ様子を見るかあと思って」。
そんな調子で日々を過ごして1年経つと彼のやんちゃも治まってきたと言いますが、その件とは別に彼との関係が悪化の一途をたどるある問題が浮上しました。
「彼が短小・包茎・早漏の三重苦で・・・。なのになぜかセックスは俺様で、私の方の反応とか見てないんですよ、超身勝手。まあやっててつまらないのなんの。最初は我慢できましたが、毎回そういうのは嫌になってきて・・・。そんな感じで私も求めなくなって、だんだんと夜の方はご無沙汰になってきちゃいました。別れる前に最後にやったのは本当にいつだったけかなあ、ってくらい。1年くらいセックスレスだったんです」。
相性が単純に悪いだけだったら改善のしようがありますが、ぶっちゃけ彼のブツに問題があるとまた話は変わってきます。単純に子作りのためだけにエッチする、と割り切れるならいいですが、自分もきちんと恋人関係を続けたいと思っているのであれば、正直この状況はかなりきついはず。
セックスレスとはいえ、話は楽しい彼だけど・・・
「でも話のノリとかは合うから、遊びに行ったりとかはしてたんです。だけどなんかもうただのお友達的な感じになってきちゃって・・・。それで友達としてだったら気にならないかもしれないけど、生活を共にするとなると結構きになることも多くって。例えば食事の好みの違いとか、あとは家事に積極的に参加しない姿勢も嫌でしたね、今考えると同棲中から嫌なとこいっぱいあった・・・」。
お友達としては相性はバッチリだけど、生活する彼となると違和感は募るばかり。ただなあなあに過ごしてきたら気づいたら同棲期間は2年の月日が経ったと言います。
「そんな日々をなんとなく過ごしている時に、彼にプロポーズされたんです。嬉しかったですよ。ちゃんと彼は真剣に考えてくれてたんだって!もちろん彼との関係にははてなマークはたくさんありましたけど、実際同棲期間も長かったし、お互い適齢期だしいいかなあ、って思って承諾しました」。
そして両家への挨拶を済ませ、式の日取りや結婚式の費用も収めたタイミングで彼女はある決断をします。
「マリッジブルーだったのかなあ、でも式が近付くに連れて“私本当にこのままでいいの?”とふつふつと疑問が湧いてきて・・・。この違和感や疑問と一生向き合い続ける自信がなくなりました。同棲中も一切色気のない関係でしたが、私まだちゃんと女でいたいとも思いましたし」。
彼女の中に生まれた日常の些細な違和感。プロポーズされてからしばらくは結婚式への準備などで慌ただしく過ごす日が続きそうした違和感は見過ごされてきましたが、準備が落ち着き始めると冷静になった彼女にこれまで感じた違和感がどっと押し寄せてきました。
婚約破棄を決意したけど、後悔はない
「いろいろ考えた結果、彼は友達としては最高だけど、一生を添い遂げる人としては違うんじゃないかという結論に至りました」。そして彼女は、婚約破棄をすることにしたと言います。「このまま続けていくことは無理だと思うということを伝えました。彼も薄々気づいていたようで、最初はもちろん“考え直して欲しい”と言うオファーがありましたが、最後はすべて受け入れてくれました」
。このタイミングですべておじゃんにすることは、結婚式を行うよりも逆にパワーがいるもの。また結婚式場の予約などをしてしまっていたため、キャンセル料も発生したと言います。彼と折半という形でしたが、それでもお金はかなりかかったとか。
「結婚をする上で自分にとって何が大事なのかを考えた方がいいと思います。お友達のような感じでお付き合いできる関係は、もちろん大事だけど、私はちゃんとセックスしたりして恋人としての関係を続けられるような人と結婚したいんだなあって気づきました。周りが結婚してるからとか、彼がせっかくプロポーズしてくれたからとか、同棲期間が長いからとか、そういう状況に流されて結婚を決めるのは本当に危険!超反省しました。結婚式のキャンセル料はかかっちゃったけど、いい勉強代ですよね・・・。今回の失敗を良い教訓として、今は改めて婚活をしています」。
日常の中で、感じた違和感。それを無視して婚約をして失敗してしまったパターン。プロポーズってテンションが上がってしまって、その瞬間は普段感じる違和感も乗り越えられるような気がしてしまいます。でもその興奮にごまかされないということが大事です。
冷静になりましょう。
その彼に感じる違和感と一生向き合っていくことはできますか?人は易きに流れます。続けることの方が辞めるよりも簡単だからダラダラと同棲を続けてしまうのでは?プロポーズされなくても、本当に彼と結婚することはできるかどうかもう一度考えてみましょう。そして辞めるのであれば早い方がいいです。アラサー女子の時間は絶滅危惧種よりも希少です。ブルゾンちえみが言うように、地球上に男は何人いると思ってんの?そう、35億です。彼じゃなきゃ!という依存は、あなたの幸せを遠ざけます。もう一度言います。冷静になりましょう。そしてあなたの幸せをもう一度見つめ直してください!皆さんの幸運をLips編集部は祈っています!