女は恋を引きずらないと言われることが多いですが、そんな女ばかりではありません。いつまでたっても元カレのことを考えてしまう、新しい出会いがあっても元カレとついつい比べてしまう、なんてなかなか癒えない失恋の痛手を引きずり続けていて苦しい思いをしている人もいるでしょう。なんなら元カレを忘れるためにいろんな男性と付き合っている、という人だっているかも。
筆者も過去に、好きで好きで好きでしかたなかった元カレがいました。なん度も気持ちの整理をつけたはずなのにどうしても心の中から消えてくれなくて、結局完全に気持ちを整理できるまでに7年という月日を費やしてしまいました(そんなに好きならなぜ別れた……というツッコミはよしてください)。
世間では、元カレとよりを戻した、昔の彼氏と数年後に再開して復縁という、羨ましいエピソードを耳にすることもあります。しかし、そんなのは非っっ常〜〜に、レアケース。恋人同士が一度でも気持ちが離れたなら、よっぽどのことがない限り元に戻の関係に戻ることは難しいといっていいでしょう。割れたグラスは、もう2度と元の形には戻れないのです(シリアス!)。
忘れないといけないのにどうしても忘れられない。私たちはどうして、元カレをこんなに忘れられなくなってしまうのでしょうか。
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強すぎる執着心
元カレを忘れられない気持ち、それって本当に恋心なのでしょうか。不本意な別れかたややり残したことなどなにか心残りなことが執着心となって、しつこく彼のことを思い続けてしまうのはよくあることです。そして、いつか彼のことを完全に忘れられるような恋をしたときに、「私なんであんなに彼に執着してたんだろ……謎すぎる!」となり無駄な時間を費やしたと後悔するのです。
リアル・タラレバ娘!? 「あの時こうすれば……」は後の祭り
彼との別れを嘆き、「あの時こうしていれば……」「あの時こうだったら……」と、いつまでもタラレバいい続けてしまう人がいます。
浮気や裏切りなど決定的な理由があれば別ですが、些細なことがきっかけで彼の気持ちが離れてしまったなら、彼があなたに抱いていた気持ちはその程度ものだったということ。残念ながら彼にとってあなたは、トラブルや揉め事を乗り越えてまであなたと付き合って行きたいと思うほどの女性ではなかったのでしょう。遅かれ早かれ、こうして別れはやってきたと思います。
忘れられないのは、“あなたを好きだった頃”の彼
いつも頭によぎるのは、あなたにだけに向けられた彼の優しい笑顔。その顔を思い出すと、別れた今でも胸が締め付けられて苦しくなります。しかし残念ながら、それはあなたと付き合っていた頃の彼の姿であって、今の彼に会ってもあの優しい笑顔を向けてもらえることはありません。
元カレが忘れられない人は、記憶の中に鮮明に残っている“自分のことを好きだった”彼を好きなだけで、今の彼を好きなわけではないんです。つまり、あなたの思いはもはや妄想なんです。
「自分は納得していない」とかは、どうでもいい
「私は納得していない」と、いつまでも別れを受け入れられない人がいます。しかし、恋人同士の別れに2人の合意や納得なんて必要ありません。
どちらか一方が好きなだけでは恋人になれないように、どちらかの気持ちが切れたら恋人関係はそこで終わり。あなたが彼との別れに納得していようがして居まいが、彼にとってはどうでもいいこと。別れを切り出された側は、ただ黙って現実を受け入れるしか道はないのです。
だいたい、しつこい性格
そもそも、元カレが忘れられない人の共通点に、性格が少々しつこいタイプ……があると思っています。彼の気持ちが離れてしまった事実を受け入れられず、「頑張ればなんとかなる」「説得すれば気持ちが変わるかもしれないと」なんだか間違った方向に努力してしまう人も多いもの。
女性は熱烈なアタックに心を動かされてしまうこともありますが、男性はしつこい女性を苦手とする人が多いもの。しつこくすればするほど、あなたとの良い思い出すらも彼の中でどんどん悪くなって、消し去りたい黒歴史と思われてしまうかも。もう終わったことではありますが、せめて彼の中のあなたのイメージをこれ以上悪くしないためにも、引き際を心得ることも大切です。
結論としては、別れた男は2度と戻ってこないということ。もし戻って来たとしても、一度心変わりした以上は前と同じ関係には戻れないということも考えておかなければなりません。
いくら忘れられないとはいえ、可能性があまりにも低い元カレとの復縁をいつまでも望むより、元カレとは違うけれど大切にして誰かを探すほうが、幸せを手に入れる近道かもしれませんよ。