家賃や生活費は折半なのに、家事は全くしない。いつも彼女の方が家事をしている。休日はいつもだらだらしていて、彼から「どこかに出かけようっ」て言ってくれる機会も減った。二人でいても、漫画を読んだりゲームをしたりして会話も減ってる。結婚前提に同棲をはじめたのに、結婚の「け」の字も出なくなった。
大好きな彼とせっかく一緒に住んでいるのに、夢に見たようなラブラブで愛情いっぱいの同棲生活とは程遠く、「このまま結婚しても大丈夫かな……」と不安に感じている人もいるでしょう。イライラとむかつく時もあるかもしれません。
でもね、彼を何もしてくれない彼に育ててしまったのは、彼女自身に原因があったかもしれないんです。
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同棲スタートにありがちな“張り切り彼女”の失敗パターン
同棲をはじめるときに、いい女っぷりを見せようと彼女が張り切って料理や掃除をすることがあります。というか、多いです。
同棲したばかりの頃は、彼のためを思って手料理をするのも楽しいもの。仕事帰りにスーパーで買い物をするのだってウキウキするし、二人の部屋に毎日掃除機をかけるのも新鮮で嬉しい。洗濯だって、彼の服を洗っている自分に満足してでしょう。なにより、“彼のためになにかをしている”自分にこの上ない幸せを感じて酔っていたという人もいるはず。しかし、しばらくして料理や掃除や洗濯などの家事にも慣れてきた頃、ふと気づくのです。「私ばっかり家事してない?彼は何もしていないじゃない」と。
一見すると“何もしない、だらしない彼”と“彼のわがままに耐える彼女”のように見えます。でも、よく考えててみて。同棲スタート時から自ら進んで家事をやっていたのは彼女。それなのに、突然「彼は何もしない」なんてちょっとひどいなぁと思いませんか?勝手に張り切って何もかもやっておいて、自分の都合で彼に家事を期待するなんて、言いがかりも甚だしいもの。これでは、彼も気持ちよく家事を手伝うなんてできません。
彼に「何もしてくれない」と嘆く前に、自分には非がなかったか、家事をやってあげているなんていう傲慢な気持ちがなかったか、など自分の行動を一つづつ思い返してみてください。
家事のことを“言わない”が結果的に彼をダメにしている
いくども喉から出かかった「ちゃんとしてよ!」っていう言葉。ぐっと飲み込み、納得がいかないまま毎日を過ごしている人も多いでしょう。でも、どうして何も話さないのでしょうか?
「喧嘩しないように」「彼を怒らせないように」など、彼のためを思ったもっともな理由を述べる人もいるでしょうけれど、果たして本当に彼のためなのでしょうか。その言葉の裏に「言って揉めるのが嫌」「言うのが面倒臭い」という自分勝手な理由や、言ってもいないのに「どうせ言っても無駄だから」と決めつけていることはないでしょうか。どんなふうに手伝ってほしいか、一人で家事をすることがどんなに負担と感じているか、彼に伝える努力もしていないのに一方的に「何もしてくれない」と決めつけるのはあまりにも勝手ですよね。
当たり前ですが、言わなければ相手には伝わらないもの。男は鈍感ですから、もしかすると彼は“何も言わない=今の状態が二人にとってベスト”だと思っているかもしれません。彼に想いを伝えず、黙って家事をしている彼女の行動が、結果的に彼を何もしない男に育ててしまっていたかもしれないですよね。
どう言えばいい?彼が気持ちよく家事をやる気になる伝え方
彼に家事をやってほしいとき、どうしても「ちょっとくらい手伝ってよ」「たまにはこうしなよ」なんてちょっぴり嫌味っぽく言ってしまうときもありますよね。当然ですが、そんな言い方をされて喜んで家事をやる男はまずいません。
本当に困っている、本当に辛いと感じているのなら、喧嘩になることを恐れたりいい顔をしようとせず、包み隠さず彼に伝えるべきです。その際は、何かをしながらだったり何かのついでで話すのではなく、「今話したいことがあるの」と話し合いの場を持ち、本当に悩んでいる気持ちを伝える姿勢で話します。
話の初めには「あなたとの生活を大切にしたい」という気持ちを必ず伝えて。ただ家事を押し付けたい気持ちや愚痴を言いたいということではないと彼に理解してもらいましょう。
話せばわかるのが男。言っても分からない男は別れるべき
男性はビジネスライクな考えの人が多いもの。きちんと話せば理解を示してくれます。
しかしなかには「家事は女が全部やるべき」「お前がやれよ」なんていう物分かりの悪い男もいます。もし彼がそういう男だったら、たとえ結婚してもこのモヤモヤとした気持ちを抱え続けていかなければいけないので、さっさと別れること。
くれぐれも「結婚したら変わってくれるはず」という、ありもしない夢や希望はいだかないことをおすすめします。