「IT企業への入社はやめとけって言われているけどなぜ?」
「IT企業へを目指しているけど入社して後悔したくない…」
IT企業への就職を検討中で、このような疑問や不安を抱えている就活生も多いのではないでしょうか。IT業界は将来性のある人気の業界です。
しかしネット上では「やめとけ」という口コミも見られますから、「入社して後悔するようなことになるのでは…」と不安で、応募に踏み切れない方も少なくないでしょう。
結論から言えば、IT業界の特徴や「やめとけ」と言われる理由を理解して入社すれば、後悔することはありません。まずは、IT業界を知ることが大切です。
そこでこの記事では、IT企業への入社はやめとけと言われる理由についてご紹介し、後悔しないように就活するコツも解説します。
IT業界に入ると後悔する?やめとけと言われる3つの理由
「IT企業に入社はやめとけ」「後悔する」とよく噂されていますが、なぜそのような情報が流れているのか気になりますよね。
ここでは、IT企業への入社はやめとけと言われる3つの理由をご紹介します。
残業時間が長いイメージがある
IT業界は、残業時間が長いイメージがあるため、やめとけと言われがちです。
しかし、これってただのイメージなんです。令和2年厚生労働省が行った「毎月勤労統計調査」のデータをみてみると、以下のような結果となりました。
順位 | 業種 | 所定外労働時間 |
1位 | 運輸業・郵便業 | 21.1時間 |
2位 | 鉱業,採石業等 | 15.5時間 |
3位 | 電気 ・ ガス業 | 15.2時間 |
4位 | 情報通信業 | 14.8時間 |
※厚生労働省『毎月勤労統計調査 令和2年分結果確報』
IT業界は情報通信業に該当しますから、表で見ると残業時間は14.8時間となっています。残業時間は、確かに少なくはありません。しかし、他の業界と比べると、IT業界だけが特別高いというわけではないことがわかります。
もちろん、これは情報通信業という括りでの資料ですから一概には言えません。ただひとつの参考資料としてみると、他の業界も残業が多いことがわかるはずです。
また、IT業界はどの企業も常に残業が多く、休みが少ないわけではありません。納期が迫っている時期になると、業務量が集中してしまうため、残業時間が長くなりがちですが、基本的には定時に上がる会社も多くあります。
WEB制作会社ってブラックなイメージがあると思うんだけど、うちは設立当初からは残業ほぼ無い。でも求職者からほんとに残業ないんですか?って必ず質問がくる。
IT業界、ブラックのイメージつきすぎ😵💫#Webデザイナーと繋がりたい#プログラマーと繋がりたい#コーダーと繋がりたい— 齊藤真也@WEB制作会社のCEO (@ShinyaSaito01) March 5, 2022
労働時間の割に給料が低い
労働時間の割に給料が低いと言われていることも、やめとけと言われている原因です。
一般的にIT業界の平均年収は、400〜500万円程度と言われています。令和2年に国税庁が行った「民間給与実態統計調査」では、日本の平均年収が約433万円であるため、IT業界の年収は、平均値ということがわかります。
しかし、労働時間が長い場合、働いている時間と照らし合わせて「わりに合っていない」と感じる人が多いのも事実です。
とはいえ、エンジニアやWEB制作、ライターなどのスキルがあれば副業もできますし、独立して稼いでいくことも可能です。
また、入社する企業によっては周りの新卒より給与が高いこともあるため、選ぶ会社、自分次第では収入をグッと上げることができます。
サイバーエージェント、初任給42万円 IT以外も2割増: 日本経済新聞 https://t.co/bvlF26jDtA
IT業界はベースの年俸低いから他も追随して欲しい。一方、新卒以外の中途はもっと給料低い人がいっぱいな現実もあるしなぁ。サイバー、中途の給与とかの分布とかも出して、みんな高いよアピールして欲しい— ebi@surugawan (@surugawannoebi) July 25, 2022
常に学びの連続だから
IT業界はトレンドの流れが早いため常に学び続けないといけないことも、やめとけと言われる1つの要因です。
ITの技術革新は凄まじく、数年前までは存在すらしていなかったものが「常識」になることも珍しくありません。そのため、1年前に学んでいたことや常識だった手法が古くなり使えなくなることも。
常にトレンドが変化していますから、日々学んでおかなければ、業界についていけなくなるということです。
しかも業務量も多い業種ですから、両立するのが厳しいと感じ、結果的に「しんどい」「やめとけ」と言われるようになっています。
学ぶことが多いのは業界の特徴でもあるため、否めないでしょう。とはいえ、どの業界にいても常にスキルアップしていくことは大切です。年収アップを目指すのであれば、資格を取得したり昇進試験を突破したりと、その業界によって学ぶことは多いはずです。
学び続けることをやめたら成長はありません。学びの連続であること自体がデメリットとは言えないでしょう。
前の現場で覚えたスキルが、次の現場ではもう古くて使えない事が出てくる。
これを楽しいと思えないなら、IT業界なんてやめとけ。 https://t.co/z7QCKiJwZV
— さとう けんたろう (@fumokmm) December 29, 2021
IT業界やめとけは嘘!入社してよかったと思うこと
IT業界はやめとけと言われがちですが、実際はそんなことはありません。入社すればデメリットよりもメリットが多く、魅力ある業界とも言えます。
ここでは、IT業界に入社してよかったと思うことをご紹介します。
柔軟な働き方ができるため離職率は低い
意外と思われるかもしれませんが、IT業界は、柔軟な働き方ができるため実は離職率の低い業界です。
令和2年の厚生労働省による雇用動向調査の中の産業別入職・離職状況では、IT業界の離職率はわずか9.2%でした。
全産業の平均値である14.2%よりも遥かに低いため、離職率が低い業界と言えるでしょう。
IT企業では、出勤時間が自由に選べる「フレックスタイム」、自由な場所で働ける「リモートワーク」が取り入れられ、カジュアルな服装で通勤できるなど、自由な環境であることが多いです。
プログラマーやエンジニアなどの仕事は、正確さやクリエイティブさが求められるため、高いパフォーマンスを発揮できるような環境に身をおくことが必要とされます。
そのため、多くのIT企業は、社員が働きやすいような柔軟な働き方を取り入れています。
オフィスがおしゃれだったり社食が充実していたり、リラックスルームやマッサージが無料など、さまざまな福利厚生が用意されています。出勤時間が自由に選べる「フレックスタイム」、自由な場所で働ける「リモートワーク」が取り入れられ、カジュアルな服装で通勤できるなど、自由な環境であることが多いです。
また、作業は自宅でできることが多いため、最近は「在宅勤務がほとんど」という企業も。
このように、働き方の自由度が高いため、離職する社員も少ないのです。
最初は全然ITに興味なかったけど、IT業界に触れる機会があって調べたらめちゃくちゃ良かったという話笑
IT業界
・転勤がほとんどない
・将来性
・基本土日休み
・給料が高い(生涯年収3億、4億)
・ホワイト企業多め(離職率数%)#23卒 #23卒とつながりたい #IT #IT業界 #就活— シュー@23卒 (@syukatuwatanosi) March 3, 2022
成長産業なので将来性がある
IT企業は、成長産業なので将来性があります。
IT需要は年々高まってきていますし、ネット通販やアプリ事業などは急速に伸びていることから、将来性は抜群です。また、その分人材も不足しているため狙い目です。
総務省の「平成30年度 ICTの経済分析に関する調査」では、IT業界(情報通信産業)の市場規模は99.8兆円で、産業全体の10%を占めています。
この数値は他業界と比較すると最大であり、いかに需要が高いかということがわかるでしょう。
このように、将来性を考えるとIT企業への就職はおすすめできます。
IT業界の魅力は、
①将来性が高い
→2030年にIT人材が50万人不足すると言われていて小学校でプログラミング教育を取り入れるほどニーズが高い
②働き方に縛られない可能性がある
→将来的にフリーランスになって時間や場所に縛られないことも可能
③自分の市場価値が上がるこんな感じですかね笑
— あをい@23卒 (@shukatu2323) January 17, 2022
実力主義でやりがいがある
実力主義でやりがいがあることも、IT業界をおすすめできる理由です。
基本的に、日本の一般企業では、個々の実力や成果ではなく年功序列で年収がアップすることも少なくありませんでした。
最近は年功序列を廃止する企業も多くなりましたが、未だ日本に定着しています。しかし、IT業界の場合は成果主義の企業が多く、実力や実績を重視する傾向が強いです。
若い世代の柔軟な考え方によって、高いスキルを発揮する場面も多く、20代からでも会社の第一線として活躍できる可能性があります。
さらに、女性であっても男性以上に貢献できるチャンスがありますから、成長意欲の強い方にもおすすめです。
実力が正当に評価されることで、やりがいを感じられるため、モチベーションアップにもつながるでしょう。
IT業界は実力主義や成果主義の世界だから、努力して結果を出せば待遇は上がる。そもそも年功序列はもうとっくに崩壊している業界も多いと思うけど。
— Virgo-Libra923 (@VLibra923) May 6, 2022
身につけたスキルで副業できる
次に、身につけたスキルで副業ができる点も、IT業界の大きなメリットです。
ITに関係する専門技術や高いスキルを持つことで、オンライン講師やリモート案件などの副業案件を獲得できます。
隙間時間や仕事終わりの時間、休日などで案件対応を行えば、それだけ収入を増やすことが可能です。エンジニアはWEBデザイナー、ライター、マーケターなども副業案件が多く、中には本業の収入を超えるほど活躍している人も少なくありません。
収入が増えれば、生活に余裕が出ますし早期リタイヤなども目指せます。また、独立を見据えた動きもできるため、身につけたスキルを活かして副業をしてみるのもありでしょう。
「IT業界やめとけ」は就職先による!後悔しない就活をするためのポイント
IT業界はやめとけと言われていますが、そうではありません。
将来性も高く、スキルや実績を積み重ねれば高年収や高待遇も期待できるため「やめとけ」と言われるような業界ではないのです。
とはいえ、IT業界に就職して後悔するかしないかは、「どこに就職するか?」ということが最も重要です。
そこでここからは、IT業界の入社で後悔しないためにやっておきたい就活のポイントをご紹介します。
企業選びは慎重に行う
まず、企業選びは慎重に行いましょう。
就職活動は、時間や労力がかかるため、どうしても早く終わらせたいという気持ちが先行します。しかし、早く内定先を決めたいからと言って、適当に選ぶのはよくありません。
「有名企業だから」「年収がいいから」といった理由で、適当に決めて内定をとったとしても、就職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまいます。IT業界と一口にいっても、さまざまな職種や企業のカラーがありますから、自分にマッチしたところを選ばなければなりません。
企業選びを間違うと、ブラック企業であることも多く、後悔する可能性もありえます。就活は内定をもらうことがゴールではありません、
自分はどんなことをしたいのか、どんな企業でどう活躍したいのかなど、今一度自己分析して、企業研究を深めてから選択しましょう。
常に求人募集している企業は避ける
応募先企業を選ぶ際には、常に求人募集しているような企業は避けるべきです。
求人募集している企業は、基本的に「人が欲しい」「人が足りていない」から募集をかけています。しかし、常に求人募集をしている会社は、裏を返せばそれだけ人が辞める職場だということです。
風通しが悪かったり給与が低かったり、人間関係など何らかの問題があることが考えられます。どんなに条件がよくても、すぐに応募せず企業の評判などを調べてみましょう。
ブラック企業か見抜く方法その1
採用人数が異常に多い
常に求人募集している
給与が相場より高い
基本給が異常に低い
精神論であるか
対策
ネットの情報から見抜く (常にその会社を研究し、クチコミなどの情報を集める)— 転職活動中のパピ子@フォロバ規制 (@Tsurai0901) October 16, 2021
IT業界に強い就活エージェントを利用する
先ほども少し触れましたが、IT業界に強い就活エージェントを利用することも、後悔しない就活をするためのポイントです。
IT業界に強い転職エージェントに登録すれば、業界や企業の内部事情に詳しいキャリアアドバイザーが担当についてくれます。就職先に求める条件やキャリアプランなどにマッチした求人を紹介してもらえるのはもちろんですが、優良企業に出会える可能性が高いのです。
しかも、企業の内部情報を把握しているため、どうすればIT業界へ入れるかを丁寧にアドバイスしてくれます
例えば、IT業界に強いエージェント「レバテックルーキー」では、業界トップクラスのIT企業の求人を取り扱っています。IT専門のアドバイザーが、知識や経験を活かした丁寧な就職支援をしてくれるため、IT企業への内定に繋がりやすいでしょう。
プログラミングやエンジニアの知識がある方は、活用する価値ありのエージェントです。
ITに強い就活エージェント・就活支援サービスはこの3社
ここからは、ITに強い就活エージェント・就活支援サービスを3つご紹介します。
レバテックルーキー
レバテックルーキーは新卒ITエンジニアを目指す学生に特化した専門就職エージェントです。ITエンジニアを15年以上支援し、支持率No.1を誇るレバレジーズグループが運営しているため、安心感があります。
IT企業の求人数は、業界トップクラスを誇り、特にプログラミング経験のある人であれば、スムーズな就職活動が期待できます。
そんなレバテックルーキーでは、内定率が高いことが強み。IT専門のアドバイザーが選考対策をしてくれるため、IT業界の動向・企業のリアルな情報などを教えてもらえます。
ITに特化した就職活動ができるため、より満足度の高い内定獲得ができるでしょう。
さらに、高度な専門スキルがなくてもサービスを受けられる点も嬉しいポイントです。ITエンジニア職というと、専門学校や情報系の学部を卒業した学生が目指すものというイメージがありますが、そういうわけではありません。
最低限のプログラミング知識をつけていれば、たとえ高度な専門スキルがなくても、プロのアドバイザーがしっかりとサポートしてくれるため、安心して就職活動ができます。
キャリアチケット
キャリアチケットは、レバレジーズ株式会社が運営している就活エージェントです。プロのアドバイザーが一人ひとりに寄り添ってくれると定評があります。
サービス開始から累計10万人以上のサポート実績があるため、信頼性も抜群です。
キャリアチケットは、就活生向けのセミナーを定期的に開催しています。面接対策のセミナーやGD(グループディスカッション)のセミナーなど、採用につながる有益な情報を得られるため、参加する価値ありです。
また、IT業界はブラックが多いというイメージがありますが、キャリアチケットでは、厳選したホワイトであるIT企業のみを取り扱っています。
ブラック企業を選ぶ心配がありませんので、選考対策に集中できます。
就活サービスでは、求職者の希望に沿った企業を複数社紹介するのが一般的です。しかし、キャリアチケットでは、求職者に本当にあった5社のみの紹介というサービス形態をとっています。
本当に相性の良い企業しか紹介しませんから、ミスマッチを防ぐことができます。
《キャリアチケットのメリット》
- 入社後のキャリアを見据えた就活支援
- 就職活動を成功させるためのセミナーを開催
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キャリセン就活エージェント
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就活で悩んだら、いつでも担当のキャリアアドバイザーに相談できますので一人で就活するよりも前向きに取り組めます。
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- 離職率が低いホワイト企業を積極的に紹介
- 少人数制のイベント開催
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まとめ
本記事では、IT企業への入社はやめとけと言われる理由についてご紹介し、後悔しないように就活するコツも解説しました。
IT企業は、残業時間が多いイメージや給料が安いと思われがちであることから、やめとけと言われていますが、実際にはそんなことはありません。
柔軟な働き方ができ、スキルを身につければ収入を増やせることもできるなど、数多くのメリットがあります。
将来性も抜群であるため、就活生にはぜひおすすめできる業界です。もし、就活エージェントの登録でお悩みでしたら、本記事でご紹介した3社を検討してみてください。